金融商品取引法の施行の経緯としての村上ファンドの一件


金融商品取引法金融商品取引法の施行の経緯として、村上ファンドの件が挙げられることがよくありますが、株式の公開買い付けに関して現行の法律ではルールが不明確な点があったため、金融商品取引法では株式公開買い付けに関するルールも明確にしました。


現行の法律では、市場内外の取引を組み合わせた急速な買い付けに株式公開買い付けは義務付けられていませんでした。よって、村上ファンドがルールの甘かった点を突いて阪神電鉄の大株主になったのです。施行の経緯として村上ファンドの件が挙げられるのは、ルールの甘さが現行法で露呈してしまったからではないでしょうか。


金融商品取引法が施行されると、株式公開買い付けだけでなく様々な規制が強化されます。他にも金融商品取引法の施行にあたっての経緯はライブドア事件など色々ありますが、村上ファンドの件は教訓になったのではないでしょうか。